矯正歯科

はじめに ― 見た目+噛み合わせを同時に整える“機能矯正”

歯並びは「写真映え」以上の意味を持ちます。前歯が重なってブラシが届きにくければむし歯・歯周炎のリスクが上がり、奥歯の噛み合わせがズレていると片側ばかりで噛むクセがつき、顎関節や筋肉のバランス、肩こり・頭痛に影響することもあります。さらに歯列・顎位・舌の位置は発音(特にサ行・タ行)や鼻呼吸/口呼吸の切り替えとも関連し、成長期のお子さまだけでなく成人後の健康維持にも関わる重要なファクターです。

豊洲フォレシア歯科クリニックの矯正治療は、単に歯を一直線に並べることではなく、審美(Aesthetics)と機能(Function)の両立=“機能矯正”をゴールに設計します。噛む力の左右差、顎関節の動き、口唇閉鎖力、舌癖、呼吸様式まで多面的に評価し、矯正認定医と一般歯科チームが連携して総合的な治療計画を立案します。必要に応じてむし歯治療・歯周治療・抜歯・補綴(被せ物)・インプラント・ホワイトニング等を治療前後に組み込める点は“総合歯科併設型”ならではの強みです。

初診時には口腔内写真と簡易スキャンで現在の歯列を可視化し、「どこがズレているのか」「治すと顔貌がどう変わり得るか」を共有します。精密検査ではパノラマ・セファロX線、口腔内スキャン3Dデータ、必要に応じてCBCT(歯科用CT)を用いて歯根位置・骨量・顎関節角度を解析し、10年・20年先を見据えた咬合理想像をシミュレーション。仕上がりイメージを事前に確認できることで「思っていた結果と違った」というミスマッチを最小限に抑えます。

「できるだけ目立たずに治したい」「結婚式までに前歯を整えたい」「子どもの受け口を成長期のうちに治したい」「インプラント前に噛み合わせを正したい」など、目的・期間・ご予算は人それぞれ。当院では全体矯正(ワイヤー/マウスピース型)、部分矯正(MTM)、舌側矯正、アライナーとワイヤーの併用など複数オプションを比較し、ライフイベントに合わせたプランをご提案します。

治療期間・痛み・費用・仕上がりには個人差があります。まずは30〜45分の初回カウンセリング(事前予約制/強引な勧誘なし)で、現在のお悩みとご希望をお聞かせください。そこからあなた専用の“機能も見た目も大切にする矯正計画”を一緒に描いていきましょう。

当院矯正の4つの特徴

矯正は「歯を動かす」だけでなく、むし歯・歯周病管理、抜歯判断、補綴(被せ物)やインプラントとの噛み合わせ調整など、多くの専門領域が関わる“総合治療”です。豊洲フォレシア歯科クリニックでは院内連携とデジタル技術を軸に、結果がブレにくく、期間・費用・見た目の希望に寄り添える矯正体制を整えています。

矯正認定医+総合歯科連携

矯正治療は担当医が行いますが、その前後に必要になる「むし歯治療」「歯周基本治療」「抜歯」「インプラント」「ホワイトニング」「審美補綴」まで同一院内で完結可能です。治療を外部に振り分ける手間や時間ロスが少なく、情報共有ミスによる“予定外の遅れ”や“想定外の追加費用”を抑えられます。顎関節症状や噛みしめ癖がある方には咬合分析・ナイトガードなど補助治療も並行してご案内できます。

デジタル診断(3D可視化)

口腔内スキャナーで歯列を3Dデータ化し、必要に応じCBCT(歯科用CT)で歯根・骨・顎関節を立体解析。これらのデータを統合したシミュレーションで「動かした後の歯列」「横顔ラインの変化」「非抜歯/抜歯プラン比較」などを視覚的に確認できます。治療ゴールを事前に共有できるので、「思ったのと違う仕上がり」になりにくく、モチベーション維持にもつながります。

装置バリエーション(ライフスタイル対応)

見た目を気にしない実用重視のメタルブラケット、目立ちにくいクリアブラケット、仕事柄前から見えないことを最優先する舌側(裏側)矯正、取り外し可能で清掃しやすいマウスピース型矯正(インビザライン®)までラインナップ。装置を上下で変えるハーフ舌側、部分矯正(MTM)で期間・費用を抑えるプランも可能です。ライフイベント(就活・結婚式・海外赴任)やご予算に合わせて柔軟に組み合わせます。

透明な料金システム(選べる支払い設計)

「初期費用+来院ごとの調整料」で進める従来方式と、治療完了までの調整料を含めたトータルフィー方式のどちらかを選択できます。治療後の保定装置費用、追加抜歯やアンカースクリューの有無など、想定される項目を事前に明示した見積書を発行しますので、長期計画と家計管理がしやすいと好評です。分割払い(デンタルローン)、クレジット、QR 決済にも対応しています。

初診カウンセリング(30〜45分)

「矯正を始めたいけれど、どれくらい期間がかかる?痛い?費用は?」――まずは疑問を“聞いてみるだけ”で大丈夫です。初回カウンセリングでは、現状のお悩み・仕上がりイメージ・ライフイベント(就活、ブライダル、成人式、留学、転勤時期 など)・ご予算を丁寧にうかがいます。スマホで撮った歯並び写真があれば事前送付も歓迎です。

チェアサイドで口腔内・噛み合わせ・顎の動きを簡易チェックし、必要に応じて口腔内写真(正面/左右/咬合)を撮影。その場で「全体矯正」「部分矯正(MTM)」「目立たない装置」「まずは経過観察」など複数の方向性とおおよその治療期間・概算費用帯をわかりやすくお伝えします(正式診断は精密検査後)。

強引な勧誘や当日契約の押しつけは一切ありません。治療を始める・始めないはご家庭でゆっくりご検討ください。ほか院で説明を受けたプランとの比較相談、セカンドオピニオンとしてのご利用も歓迎です。 まずは気になることを気軽にお話しください。ここからあなた専用の矯正プランづくりが始まります。

精密検査・診断(60〜90分)

本格的な矯正計画は、「今どこがズレていて、どこまで動かせるか」を客観データで把握することから始まります。初診カウンセリング後に治療へ進みたい方には、以下の精密検査をまとめて行い、最終的な診断と治療プラン立案の土台を作ります。

まずパノラマX線側方頭部X線(セファロ)を撮影し、歯根の長さ・角度、顎骨の形、上下顎の前後・垂直的な位置関係を解析します。成長期のお子さまでは顎の成長方向予測、成人では骨格的不調和の評価や抜歯の必要性判断に不可欠なデータです。

つづいて口腔内スキャン(デジタル印象)で歯列の3Dデータ(STL)を取得します。従来の粘土様印象材が苦手な方でも短時間で記録でき、歯の重なりやスペース量を詳細に把握できます。

顔貌・笑顔写真(正面/側貌/微笑・大笑い)を撮影し、唇の位置・歯の露出量・スマイルラインを確認。治療後にどんな見た目になるか、審美ゴールを共有する大事なステップです。取得したX線と3D歯列を重ね合わせて模型分析またはデジタルセットアップを行い、「各歯を何mm・何度動かせば理想咬合になるか」をミリ単位でシミュレーションします。この段階で、メタル/クリア/舌側(裏側)ブラケット、マウスピース型(インビザライン®)の適応可否や、抜歯の要否・ミニスクリュー併用の必要性などを判断します。

検査内容 概要 目的
パノラマ/セファロX線 頭部・顎骨・歯根の角度を測定 不正咬合の分類・成長予測
口腔内スキャン STLデータ取得 歯列を1/100mm精度で3D化
顔貌・笑顔写真 正面・側貌・微笑時 ゴールの審美バランス設定
模型分析orデジタルセットアップ 歯の移動量をミリ単位で計算 金属/舌側/アライナーの可否

検査料

33,000円(税込)

上記一連の撮影・スキャン・分析・診断書作成を含む標準料金です(症例によって追加検査が必要な場合は事前にご案内します)。

検査後、通常1〜2週間で診断結果をご説明。

  • 非抜歯で並べるプラン
  • 抜歯して口元を後退させるプラン
  • 期間・審美性・費用を考慮した装置別プラン(例:ワイヤー/マウスピース/部分矯正)

といった複数(目安3案)を比較表にまとめてお渡しします。期間・来院頻度・概算総額・想定メリット/留意点を明示しますので、ご家族とゆっくりご検討ください。

※放射線量は歯科用機器の低線量設定を用いていますが、妊娠中・授乳中の方は必ず事前にお知らせください。

治療メニュー

本格矯正(全体矯正)

歯列全体を計画的に動かし、噛み合わせ(咬合)を根本から整える総合矯正です。叢生(ガタガタ)、出っ歯(上顎前突)、受け口(下顎前突)、開咬、過蓋咬合、左右の噛み合わせ差、咀嚼時の不均衡など“機能面のズレ”までしっかり改善したい方に向いています。
装置は生活スタイルや審美希望に合わせて選択できます。表側ワイヤー(メタル/クリアブラケット)はコントロール性が高く幅広い症例に対応できる標準的な方法。目立ちにくさを最優先する場合は歯の裏側に装置を付ける舌側(裏側)ワイヤーも選べます(発音への慣れ期間あり)。
装置をなるべく目立たせたくない、取り外して清掃したいという方にはマウスピース型矯正(インビザライン®)が選択肢になります。透明トレーを1~2週間ごとに交換しながら少しずつ歯を移動させる方式で、食事や歯みがき時に外せるのが利点です(1日20~22時間以上の装着が前提)。症例によりワイヤーとアライナーを併用した「コンビネーション」も可能です。
抜歯・非抜歯の判断、治療期間(おおむね12~30ヶ月の幅)、来院間隔、費用は歯列不正の程度で大きく変わりますので、精密検査後に複数プランで比較ご提案します。

部分矯正(MTM=Minor Tooth Movement)

「前歯のちょっとしたねじれだけ治したい」「数年前の矯正後に少し戻ってきた」「インプラント予定部のスペースを整えたい」など、限られた範囲の歯をピンポイントで動かす小矯正です。治療範囲が小さい分、期間を短縮し費用も抑えやすいのが魅力(数ヶ月~1年程度が多い)。1~6歯程度の軽度叢生、すきっ歯(ダイアステマ)閉鎖、歯の傾斜立て直し、補綴前処置などに有効です。装置は小さな部分ワイヤーまたは限定範囲アライナーで対応します。全体の噛み合わせ改善までは行わないため、仕上がりゴールを明確に共有することが大切です。まずは目立つ前歯だけ整えて写真写りを良くしたい」「将来時間ができたら全体矯正を検討したい」といった段階的なアプローチにも適しています。

料金・来院頻度・装置の見た目など詳しくは後段の「料金表」セクションをご覧いただくか、カウンセリング(30~45分)でお気軽にご相談ください。精密検査後、全体矯正と部分矯正それぞれの期間・費用・メリット/留意点を比較表でお渡しします。

装置別比較(主な違い)

矯正装置は「どれが一番良い」ではなく、見た目・装着感・通院ペース・費用のバランスで選びます。下表の★は“目立ちにくさ”の目安(★多いほど目立たない)、記号は装着時の慣れやすさ(◎快適/△慣れ必要/▲発音等にやや慣れ期間)。追加費用は標準メタルとの差額イメージです。

メタルブラケット

追加費用なしで幅広い症例に対応できるスタンダード。丈夫で細かな歯のコントロールに向き、治療実績も豊富です。審美性より効率重視の方、費用を抑えたい方に。

クリアブラケット

前からの見た目を少しでも良くしたい方向け。ワイヤーは細く見えますが、基本的な通院ペース・治療効果はメタルと同等です(差額+55,000円)。

舌側(裏側)ブラケット

真正面からほとんど見えないハイステルス型。仕事柄装置を見せたくない方に人気ですが、舌側に装置があるため発音と舌感に慣れが必要で、調整工程も複雑になるぶん追加費用が大きくなります(+330,000円/期間や症例で変動)。

マウスピース型(インビザライン®)は透明トレーを装着する目立ちにくい方法。食事・歯みがき時に取り外せる衛生面の利点があり、違和感は最小クラス。ただし「1日20~22時間装着」を守れないと予定通り動かない点に注意(差額+110,000円目安/アライナー枚数で変動)。通院は6~8週ごととややゆったりですが、遠隔モニタリング併用でさらに延長できることもあります。

どの装置でも症例に応じて期間・費用は変わります。「目立たなさ」「快適さ」「費用」どれを優先するかをお聞かせいただければ、適切な組み合わせをご提案します。まずは初診カウンセリングで実物サンプルをご覧ください。

装置 審美性 違和感 通院間隔 追加費用めやす
メタルブラケット ★☆☆ 4週ごと 追加なし
クリアブラケット ★★☆ 4週ごと +55,000円
舌側ブラケット ★★★ 6週ごと +330,000円
マウスピース型 ★★★ 6〜8週 +110,000円

治療フロー(全体矯正例)

矯正治療は「装置を付ける日」から始まるのではなく、装置装着→毎回の調整→仕上げ微調整→装置撤去→保定(リテーナー)という長い旅路です。途中のひとつひとつに意味があり、どのステップを丁寧にこなすかで最終仕上がりと後戻りリスクが大きく変わります。以下は全体矯正の一般的な流れです(症例により順序や回数が前後します)。

1装置装着(60〜90分)

ブラケット矯正なら歯面をクリーニング後、接着・ワイヤー装着までを一気に行います。初回は「締め付け感」が強く出ることがありますが、多くの方が数日で慣れます。マウスピース型矯正(インビザライン®)の場合は最初のアライナーと着脱練習、必要なアタッチメント(小さな突起)の接着、ゴム掛けがある場合は使用方法を練習します。

2調整来院(4〜8週ごと)

ワイヤー矯正では歯の移動段階に応じてワイヤー径や材質を変更したり、ベンド(微妙な曲げ)を加えて位置をコントロールします。アライナー矯正では複数枚のトレー進行状況をチェックし、しっかりフィットしているか、アタッチメントが外れていないかを確認。装着時間(推奨 20〜22時間/日)の遵守が治療期間に直結しますので、記録アプリの活用もご案内しています。

3仕上げ微調整(フィニッシング)

歯列が揃ってきた終盤に行う最も大切な工程です。上下の噛み合わせを合わせる顎間ゴム(エラスティック)、歯と歯の横幅バランスを整えるIPR(わずかなエナメル質ストリッピング)、歯根の傾き補正、黒三角対策など細部を詰めます。ここを丁寧に行うと、見た目はもちろん噛みやすさや清掃性が大きく向上します。

4装置撤去&保定へ

歯が目標位置に到達したらブラケットを外し、歯面を研磨してツルツルに。アライナーの場合は最終位置でアタッチメントを除去します。この時点で「完成」ではなく、動かした歯を安定させる“保定”期のスタートです。

5保定期間(目安2年)

歯は元の位置に戻ろうとする性質があるため、リテーナー(保定装置)を一定期間装着して位置を固定します。最初の半年〜1年は就寝時+可能なら日中数時間、以後は就寝のみなど段階的に使用時間を減らしていきます(症例により指示が異なります)。3〜6ヶ月ごとの経過観察で噛み合わせ・歯肉・リテーナー適合をチェックし、必要に応じ微調整や追加トレーを作製します。

平均治療期間の目安

治療期間 通院回数
ワイヤー矯正 18〜30ヶ月 18〜30回
マウスピース型矯正 12〜24ヶ月 12〜24回

歯列不正の重症度、抜歯の有無、顎間ゴムの協力度、ミニスクリュー(歯科矯正用アンカースクリュー)併用の必要性などで前後します。スケジュールに制限がある場合は、部分矯正や段階治療の提案も可能です。

治療をスムーズに進めるコツ

  • 来院間隔を守る(遅れると期間延長の原因)
  • 装置まわりを清潔に(むし歯・歯肉炎で中断する例が少なくない)
  • 指示されたゴム掛け・アライナー装着時間を継続
  • 痛みが強い/装置破損時は早めに連絡

「今どこまで進んでいるか」「あとどれくらい?」は毎回の診察でお伝えしますので、疑問は遠慮なくご質問ください。長い治療も、ゴールを共有しながら一緒に進めていきましょう。

料金表(税込)

矯正費用は「どこまで歯を動かすか」「装置の種類」「通院頻度」によって大きく変わります。下記は当院の標準料金(すべて税込)で、治療計画確定後に正式なお見積りを書面でお渡しします。初診カウンセリング(30~45分)で、ざっくり期間と費用帯をご案内。治療に進む場合は精密検査・診断(33,000円)でレントゲン・スキャン・分析を行い、抜歯の要否や装置選択を最終決定します。

全体矯正 基本料

装置本体、装着時チェアタイム、基本ワイヤー/初期アライナーセットが含まれます(メタル 770,000円/クリア 825,000円/舌側フル 1,320,000円/ハーフ舌側 1,100,000円/マウスピース型 935,000円)。症例の難易度(抜歯、アンカースクリュー併用、顎位コントロールなど)で加算が生じる場合は事前にご説明します。

部分矯正(MTM)は動かす範囲を限定した小矯正で220,000~330,000円。前歯の軽度ガタつきやインプラント前スペース調整など、ピンポイント改善を希望される方に適しています。

調整料/管理料

通院ごと(ワイヤー 5,500円/アライナー6~8週ごと5,500円)に発生する“ランニングコスト”です。予算管理を簡単にしたい方には、矯正開始~装置撤去までの調整料をまとめたトータルフィー方式も選択できますので、お気軽にご相談ください。

治療終了後に歯の位置を維持する保定装置(透明リテーナー上下セット)は33,000円。紛失・破損時の再製作は別途となります。

※表示料金に含まれない代表例:抜歯・むし歯/歯周治療・ミニスクリュー追加・顎位矯正装置・長期保定追加・装置破損再製作 等。必要が想定される場合は見積りに明示します。
※分割払い(デンタルローン最長84回)・クレジットカード・QR決済・現金に対応。月額シミュレーションもその場で可能です。

費用がご不安な方こそ、まずはカウンセリングで目安を把握してからじっくりご検討ください。ご予算に合わせた段階プラン(部分矯正→将来全体矯正 など)も一緒に設計いたします。

区分 内容 料金(税込)
初診カウンセリング 30-45分 0円
精密検査・診断 X線・スキャン・分析 33,000円
基本料:全体矯正 メタルブラケット 770,000円
クリアブラケット 825,000円
舌側(上下とも裏側) 1,320,000円
ハーフ舌側(上裏/下表) 1,100,000円
マウスピース型(インビザライン®) 935,000円
基本料:部分矯正 MTM(1ブロック) 220,000〜330,000円
調整料(ワイヤー) 来院1回 5,500円
アライナー管理料 6-8週ごと 5,500円
保定装置 透明リテーナー上下 33,000円

トータルフィー方式(調整料込み)も選択可能です。分割はデンタルローン最長84回まで対応。

リスク・副作用

矯正治療は医学的処置であり、どの装置・方法を選んでも一定のリスクや不快症状が生じる可能性があります。発生頻度や程度には個人差があり、早期発見と適切なケアで多くは軽減または防止できます。当院では開始前に必ずリスクをご説明し、同意を得てから治療を進めます。主なポイントと対策は以下の通りです。

歯根吸収(歯の根が短くなる)

強い力が長期間かかったり、生まれつき歯根が細い場合にわずかに短くなることがあります。定期的なX線チェックで早期発見し、力を弱める・治療を休止するなど適切に対応します。

歯肉退縮(歯ぐきが下がる)/知覚過敏

歯が大きく移動する部位や、もともと歯ぐきが薄い方で起こることがあります。歯みがき圧の調整や歯肉ケア指導、必要に応じて歯面コーティング材・知覚過敏抑制材で対応。進行例では歯周専門治療や歯肉移植を検討します。

装置装着後の痛み・締め付け感(2~5日程度)

歯が動き始めるサインです。通常は数日で軽快しますが、鎮痛薬の併用や食事指導(柔らかい食品)で乗り切りやすくなります。痛みが強い場合はワイヤー調整で負担を下げることも可能です。

むし歯・歯肉炎・ホワイトスポット(白斑)リスク増

ブラケット周囲やアタッチメントまわりにプラークがたまりやすくなります。毎日の丁寧な歯みがき(ワンタフトブラシ・フロス・歯間ブラシ)に加え、定期的なプロフェッショナルクリーニングが必須です。フッ素や歯質強化ジェルで脱灰を予防します。

アライナー(マウスピース型矯正)装着時間不足

1日22時間以上装着しないと予定通り歯が動かず、期間延長や追加トレー(追加費用)の原因になります。アプリで装着時間を記録し、自己管理しやすい仕組みをおすすめしています。

口内炎・頬・舌のこすれ

装置の角やワイヤー端が当たって口内炎になることがあります。矯正用ワックスで緩衝し、必要に応じて端部を研磨します。症状が続く場合は早めにご連絡ください。

顎関節・噛み合わせの違和感

歯が移動する過程で一時的に噛み合わせが不安定になり、顎が疲れることがあります。調整来院時に噛み合わせを確認し、必要に応じゴム掛けや咬合面削合で改善します。

後戻り(リラプス)

装置撤去後にリテーナー(保定装置)を指示通り装着しないと、歯が徐々に元の位置へ戻ることがあります。保定は治療の最終ステージとして非常に重要です。

リスクと上手に付き合うために

  • 指示された通院間隔を守る
  • 毎日のホームケア+定期的プロケア
  • 痛みやトラブルは我慢せず早めに連絡
  • アライナー装着時間/顎間ゴム使用を継続
  • 保定期間のリテーナー装着を徹底

わからないことや不安な症状があれば、いつでもご相談ください。リスクを理解したうえで取り組むことが、満足度の高い矯正治療への近道です。

メンテナンス&保証

矯正治療は「装置を外したら終了」ではありません。歯は元いた位置に戻ろうとする“記憶”を持っているため、装置撤去後の保定(リテーナー)期間が結果を左右する後半戦です。当院では撤去後2年間を重点管理期間とし、3~6ヶ月ごとの保定観察で歯列・咬合・リテーナー適合をチェックします(症例により頻度調整)。

保定装着の基本スケジュール(目安)

  • 撤去~3ヶ月:終日装着(食事・歯みがき時のみ外す)
  • 3~12ヶ月:就寝+可能なら数時間日中装着
  • 12ヶ月以降:就寝のみ(経過良好例)
    ※固定式(舌側細線)を併用する場合は指示が異なります。

保証ポリシー(後戻り対応)

  • 移動後3年以内にわずかな後戻り(軽微な歯の傾き・すき間再発など)が生じた場合、1回まで無料の限定再調整(簡易ワイヤー/追加アライナー)で対応可能です。
  • 再調整で改善しない、または後戻りが大きく再治療(装置再装着)が必要な場合は割引再治療プランをご案内します(経過・装着状況によって割引率は変動)。
※以下の場合は無料調整の対象外になることがあります
  • 指示装着時間を大幅に守っていない
  • 保定予約を長期欠席
  • リテーナー破損放置による後戻り

まずは状況をお知らせください。

装置破損・紛失

リテーナー(透明・ワイヤー固定・舌側細線)が破損・紛失した場合は早期再製作が最重要です。装着できない期間が延びるほど後戻りリスクが高まります。再製作費は装置種類・片顎/上下で異なります(料金表参照)。学生さん・お子さまには紛失補償オプション(任意保険)のご案内も可能です。

フォローの受け方

  • 定期保定チェック:3~6ヶ月ごと。噛み合わせ・歯列位置・歯肉状態・リテーナー適合を確認。
  • 遠隔モニタリング(希望制):スマホで口腔写真を送信し、リテーナー適合や後戻り兆候を早期発見。遠方転居後も継続可。
  • ホワイトニングや微小審美修正を保定期に合わせて行うプランもあります。

快適に保定期を過ごすコツ

  • リテーナーは装着前に流水で軽くすすぐ。
  • 熱湯厳禁(変形します)。
  • ケース保管を習慣化 ― ティッシュ包みは紛失の王道。
  • 歯みがき+フロスでむし歯予防(装置撤去後はホワイトスポットのケアが肝心)。

わずかなズレを感じたら我慢せずご連絡ください。「保定期のこまめなフォロー」=「再治療を防ぐ最大の秘訣」です。

まとめ

矯正治療は単に歯を「真っすぐに整列させる」美容行為ではなく、噛む・話す・呼吸する・清掃しやすくする・自信を持って笑えるようにする総合的な口腔機能治療です。歯列と噛み合わせが整うことで歯みがきの効率が上がり、むし歯・歯周病リスクの軽減や将来の補綴治療の安定にもつながります。前歯の見た目改善を希望される方から、顎関節症状や呼吸・発音の問題を伴う全体矯正、過去矯正後の“後戻りリタッチ”まで幅広く対応可能です。

豊洲フォレシア歯科クリニックでは、矯正認定医×総合歯科チーム×デジタル診断を組み合わせ、期間・費用・審美性・快適性をバランス良く設計します。装置はメタル/クリア/舌側(裏側)/マウスピース型(インビザライン®)からライフスタイルに合わせて選択でき、必要に応じてむし歯治療・抜歯・ホワイトニング・インプラント前準備など関連処置をワンストップで行えます。治療前に複数プランと概算費用を比較提示し、保定期まで伴走する安心体制も整えています。

「どれくらい期間がかかる?」「費用は?」「目立たない方法は?」――まずはお気軽にご相談ください。カウンセリング(30〜45分/オンライン可)で、お悩みとご希望をお聞きし、あなたに合った矯正プランの方向性をわかりやすくご案内します。次の一歩が、未来の噛みやすさと笑顔を変えます。

インビザライン®について

1.未承認医薬品等であることの明示

インビザライン®は、薬機法上の承認を得ていません。

2.入手経路等の明示

インビザライン®は米アラインテクノロジー社の製品の商標です。米アラインテクノロジー社のシステムを、インビザライン・ジャパン社を通じて利用しております。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/overseas_report/index.html

3.国内の承認医薬品等の有無の明示

インビザライン®
インビザラインによる矯正治療は、現在世界中で行われており、一般的にはアライナー矯正と呼ばれています。日本ではマウスピース矯正と呼ばれています。 マウスピース矯正のための治療装置は、国内でも様々なブランドがあります。

日本で『医療機器としての矯正装置』と認められるものは、薬事承認されている材料を使って、日本の国家試験をパスした歯科医師か歯科技工士が製作したものか、既製品であればそのものが薬事承認されていなければなりません。

インビザライン・システムは、アライナーの材料および型取りに利用する口腔内スキャン装置(iTero element)について薬事承認を受けております。製作過程については、日本国内で歯科医師が患者様に合わせてオーダーしたものを、米アラインテクノロジー社が、海外にある工場においてロボットで製作します。設計は日本国内で歯科医師が行いますが、実際に製作されるのは海外においてであり、ロボットにより製作されますので、薬機法の対象とはなりません(薬機法対象外)。日本国内で製作される類似のマウスピース矯正装置のいくつかは、薬事承認されております。

4.諸外国における安全性等に係る情報の明示

マウスピース矯正を行うための装置は、インビザラインを含め、世界で数十社が販売しており、アメリカでは歯科矯正治療の1/3程度がマウスピース矯正装置で行われています。

インビザラインは、2020年10月現在、全世界で860万症例(アジア地域において100万症例)が治療されています。歯科矯正に伴う個別のリスク以外の重大な副作用の報告はありません。

インビザラインは、薬機法の承認を受けておりませんので、医薬品副作用被害救済制度の対象となりません。